芸能プロダクション「メトロポリタン・プロダクション」(通称「Mプロ」)が運営する女子プロレス団体「メトロポリタン・レディース・プロレス」(MLPW)は、
Mプロ所属の女優や現役グラビアアイドルなどが選手として出場することもあり、小規模ながら盛況な興行を続けていた。
そんなMLPWが、ある日突然「メトロポリタン・ミックスマッチ・プロレス」(MMPW)と改名された。
近年M&Aを繰り返し急成長しているIT系企業「ギガ・エクスプレス」がMプロ株式の43%を取得し、筆頭株主に踊り出たのである。
Mプロの経営権を握った「ギガ・エクスプレス」社長の江口文貴は、Mプロに役員を送り込み、
その系列であるMLPWにも自分の右腕とも言える西本彩を社長として送り込んだ。
西本彩は経営手腕に優れた才女だが、自身のサディスティックな性癖も相まって、
アイドル女子プロレスだったMLPWを、直ちに男女混合プロレスMMPWに方向転換。
屈強な男子レスラーたちが現役アイドルを屈服させるSMショー的ドミネーションマッチで男性ファンの獲得を狙った。
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